50代や60代の血圧の正常値が変わりました
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ここでは血圧の50代と60代の正常値について解説していきます。
血圧の正常値など健康診断の新たな基準範囲が変わりました。
医学の世界ではいろいろな学会があるのですが
日本人間ドック学会は、今までは日本高血圧学会が高血圧の基準を決めていた正常値に対して新しい基準を定められました。
現行の判別値の場合は、異常がない状態で収縮期の値が50代でも60代の方でも130未満とされていました。
また拡張期の場合は85未満ともされていました。
しかし新しい発表があってから日本高血圧学会もコメントを出しています。
2014年の4月1日にガイドラインの訂正、改正がありました。
この正常値が50代や60代の方の場合は140の90という事になっています。
一方では日本人間ドック学会の場合は、上が88から147で下が51から94と値に差がある事も分かってきています。
スポンサーリンク現在の正常値は、各医学の学会によって異なってきています。
どの値を正常とするのか、なかなかその判断をするのがむずかしい状況になってきています。
新しい基準では147までが正常とされています。
この新しい基準値になるのには背景があり、様々な事が考えられています。
一つには健康診断を行う施設によってバラツキがあるからです。
このバラツキをなくそうという事で今回発表をしたという背景があります。
基準がゆるめに設定されましたが、数字だけを見て判断するのではなく、個々の背景である個人差を考える必要があります。
例えば同じ血圧であっても肥満の方または痩せの方、それからタバコを吸われる方、悪玉が高い方などいろいろな方がおられます。
今後は個別にその人の背景を考えて正常値が決められるようになります。
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